ニートは親が死んだらどうなる?生活保護で生活できる?

当ページのリンクには広告が含まれています。

ニートだけど親が死ぬなんて考えられない。
親が死んだら生活保護で生活しよう!

筆者

ちょっと待ってください!
生活保護は条件に当てはまっていないと、もらえないので注意が必要です!

いつかは訪れてしまう親の死。
ニートは親のお金で生活が成り立っているので、親の死に直面すると生活できるか不安になりますよね。
実際、母親が無くなった後にニートだった54歳の男性が衰弱死したという事件も…。

「生活保護をもらったら生活できる」との声も聞きますが、生活保護をもらえる条件は厳しいので、当てにしない方がいいでしょう。

この記事では、ニートの末路や生活保護の受給、今からやっておいた方がいいことを徹底解説していきます。

目次

ニートの末路はどうなる?

親が亡くなった時に多額の財産を遺してくれて、一生生活できるだけのお金があれば問題ありません。
しかし、一生分の財産を残してくれる親はほとんどいません。
親が亡くなった後は自分の力で稼がないといけなくなってしまいます。

親が亡くなって財産が無い場合の末路は下記の考えが濃厚です。
下記は知恵袋ですが、非常に的確な答えだと思ったので抜粋させていただきます。

30代も後半~40代ともなると、完全に「詰み」です。
社会に出るルートが完全になくなります。 ニートを支える親は、いわゆる団塊の世代で高度経済成長の中で富を蓄えることができた世代です。したがってその親の寿命が尽きるまでは、生活するうえでは不足ないでしょう。

以下、考えられるパターンとして、

1.親の死亡により財産が分与され、しばらくはそれで生活ができる。(よほどの資産家でもない限り、本人の寿命が尽きるまでの資金はないと思われる)

2.もし、親の残した財産のうち、不動産収入、駐車場経営など収益を生むものを引き継げたら、それを管理していくことで生活はできる

3.(運がよければ)アルバイトにありついて、本人がぎりぎりの水準で生活できる状態になる。

4.友人や兄弟に寄生する。(餌がもらえる所へ転がり込もうとする)

5.生活保護、自立支援団体などの社会福祉に頼る

6.ホームレスになって、餓死・野垂れ死に。(資産のないニート、財産分与が不十分なニート、人殺しできない場合)

7.殺人。親やサポートしてくれた友人、もしくは周囲の無関係な人を殺す。(親が焦って自立させようとすると反動が逆恨みとなり、刃となって社会へ返ってくる)

なお、いずれのパターンに当てはまったとしても、本人が自ら選んで進めるコースはありません。

問題を先送りにし、逃げ癖のついた人間が、40歳も過ぎてから、自発的・能動的に社会活動できるのを期待するほうが非常識ですし、たとえ本人にその気概があっても、受け入れる”社会”がありません。

1~4は期待薄。

可能性の高いものは5~6です。

7については、小さな地方の事件だとニュースにもならないから、私たちが知ることもないでしょう。

Yahoo!知恵袋より引用
  • アルバイトなどでギリギリの水準で生活できる。
  • 友人や兄弟に寄生する。
  • 餓死・野垂れ死に。
  • 殺人。

友人や兄弟に寄生できたらいいですが、友人や兄弟に養うほどの財力が無かったり、縁を切られることで頼るのは難しいでしょう。
そうなると、自分自身で生活できるほどのお金を稼がないと、餓死・野垂れ死にしてしまいます。

筆者

想像つかない未来ですが、実際に親が死んだ後にニートが衰弱死している事件があるのも事実です。

ニートは将来に不安を感じてる?

ニートは将来に不安を感じているのか、リアルな口コミを紹介していきます。

精神が持たない

ニートになると、社会の関りが無くなるので人と会わなくなります。
また、引け目を感じて友人とも疎遠になり、人との関りが遮断されてしまいます。

人と関わるのが苦手な人でも、一切関係が無くなってしまうのは精神的に堪えるものです。
40代50代までニートを続けていたら精神が持たないとの口コミがありました。

死にたいと感じてしまう

親がいなくなったら生きていけないから早く死にたいとの口コミが多数ありました。
「親はいつまで生きていてくれるのだろう」と怯えながら生活するのはかなり神経がすり減ります。
怯えながら生きていても心の底から楽しめないので、仕事を探す方が精神的に楽になれるのかもしれません。

働けるか分からない

ニートをして空白期間が長くなってしまうと、ちゃんと働けるのか、雇ってもらえる会社はあるのか不安になってしまいます。
実際に、空白期間が長くて年齢が上がるほど再就職は難しくなります。

筆者

私自身、半年間ニートをして、正社員での採用は書類選考すら通らなかったので、派遣で見つけました!

将来が不安

ニートはやはり将来が常に不安に感じてしまいます。
働けるのか、将来どうなるのか不安はつきまとうので、ニートで居続けるのも精神的にキツイです。
「適当に仕事めんどくせぇと思いながら働いてる方が全然楽」との口コミもありました。
常に不安やと戦い、周りの目を気にしないといけないので、ニートだから楽ができるというわけではありません。

リアルな口コミを見ると、ニートは将来に不安を感じたり、精神的にキツイと感じている人が多数いました。
中には仕事をしている方が楽との口コミも。

ニートから社会復帰した人の口コミ

ニートから社会復帰した人のリアルな口コミも紹介します。

ちなみに私自身も、半年間のニート期間の後、派遣で社会復帰しました。
ニートになる前は飲食業や不動産営業でどちらも正社員で働いていましたが、すぐに辞めてしまいました。
特に不動産営業は3か月で辞めてニートをしていたので、大した職歴も無く再就職できる自信がありませんでした。

しかし今では、派遣で一部上場企業に派遣されて、そこで直接雇用になったため、産休・育休もとれることができました。
ホワイト企業で働きやすいため、本当に運が良かったと思います。
ニートから思い切って復職して良かったなと個人的には思っています。

上記のように、昔はニートでも毎日働いてる方もいらっしゃいます。

上記のように、ニートから再就職し、今では仕事に感謝してる方もいらっしゃいます。

私のように派遣で再就職された方も多数いらっしゃいました。
ニートから正社員への就職はハードルが高いと思う方は、いったん派遣で復帰するのもアリだと思います。

生活保護はもらえる?

上記の口コミのように、生活保護を当てにしてる方はかなりいらっしゃいます。

親が死んだら生活保護をもらって生活するとの声をたくさん聞きますが、本当にもらえるのでしょうか。
ここからは生活保護をもらえる条件について解説していきます。

生活保護とは?

生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としています。

厚生労働省「生活保護制度」より引用

生活保護とは、必要最低限の生活を保障し、自立を助けるためにあります。
下記の8つの扶助から成り立っていて、生活するのに必要な各種費用に対応して受給できます。

生活を営む上で生じる費用扶助の種類支給内容
日常生活に必要な費用
(食費・被服費・光熱費等)
生活扶助基準額は、(1)食費等の個人的費用(2)光熱水費等の世帯共通費用を合算して算出。特定の世帯には加算があります。(母子加算等)
アパート等の家賃住宅扶助定められた範囲内で実費を支給
義務教育を受けるために必要な学用品費教育扶助定められた基準額を支給
医療サービスの費用医療扶助費用は直接医療機関へ支払
(本人負担なし)
介護サービスの費用介護扶助費用は直接介護事業者へ支払
(本人負担なし)
出産費用出産扶助定められた範囲内で実費を支給
就労に必要な技能の修得等にかかる費用生業扶助定められた範囲内で実費を支給
葬祭費用葬祭扶助定められた範囲内で実費を支給
厚生労働省「生活保護制度」より引用

生活保護がもらえる条件とは?

世帯収入が基準以下であること

生活保護は世帯収入と、厚生労働大臣の定める基準で計算される最低生活費と比較され、最低生活費以下であることが受給条件になります。
最低生活費は住んでいる地域や世帯構成によって変わるので、住んでいる自治体の福祉事務所に確認してみましょう。

働いていて給料がある人でも、給料が最低生活費の基準以下の場合、最低生活費から給料を引いた額が支給されます。

資産が無い

生活に利用されてない土地や家屋がある場合、全て売って生活費にあてなくてはなりません。
車も資産となるので売らないといけませんが、例外もあるので住んでいる自治体の福祉事務所に確認してみましょう。
資産を売って生活費がまかなわれる場合は生活保護の受給対象になりません。

働く能力が無い

特に病気やケガで働けない理由が無い場合は、生活保護の受給対象になりません。
ケースワーカーに働けると判断されると、生活保護が受給できないので注意が必要です。

働けると判断された場合、ケースワーカーからハローワークに紹介されて、就業支援されます。

働けると判断された場合、ケースワーカーからハローワークを紹介されて就職の支援を受けるのが一般的な流れです。

とはいえケースワーカーは本人の意思を無視して強制的に就労させることはできませんので、申込者が働けない状態にあると強く主張すれば受け入れられます

お金ステーション「生活保護の条件|申請の方法や金額がいくらもらえるのか初心者向けに解説」より引用
筆者

強制労働させられるわけではありませんが、生活保護がもらえないなら働くしかないですね…。

他の制度で受給できるものが無い

年金や手当など他の制度で受給できるものがある場合、生活保護を受ける前にそれらを活用する流れになります。
受給して最低生活費を上回った場合は、生活保護を受給できません。

親族から援助してもらえない

親族から援助してもらえる場合は生活保護を受給できません。
親族から援助を断る返事が届いたり、返事が無かった場合は需給の対象になります。

扶養調査とは、生活保護の申込者を援助する意思があるかを家族や親族に確認する作業です。

援助する返事が届いた場合は生活保護は受給されず、親族に扶養してもらう流れとなります。

親以外であっても3親等以内の親族は扶養義務者と呼ばれており、金銭の提供もしくは自宅に申込者を居住させるなどの方法で援助をしてもらえる可能性があります。

しかし扶養義務者とはいっても身内を養う法的な義務はないため、実際は援助を断られるケースがほとんどです。

3親等までの親族から援助を断る返事が届いた場合や期限までに返事がなかった場合は、生活保護の対象となります。

お金ステーション「生活保護の条件|申請の方法や金額がいくらもらえるのか初心者向けに解説」より引用

上記で説明した①資産の活用②能力の活用③あらゆるものの活用④扶養義務者の扶養について詳しく知りたい方は、厚生労働省の公式サイトをご覧になるか、お住いの自治体の福祉事務所にご確認ください。

資産の活用とは

預貯金、生活に利用されていない土地・家屋等があれば売却等し生活費に充ててください。

能力の活用とは

働くことが可能な方は、その能力に応じて働いてください。

あらゆるものの活用とは

年金や手当など他の制度で給付を受けることができる場合は、まずそれらを活用してください。

扶養義務者の扶養とは

親族等から援助を受けることができる場合は、援助を受けてください。

そのうえで、世帯の収入と厚生労働大臣の定める基準で計算される最低生活費を比較して、収入が最低生活費に満たない場合に、保護が適用されます。

厚生労働省「生活保護制度」より引用

生活保護を受給したい場合は、お住いの自治体の福祉事務所に相談しましょう!

少しでも早く社会復帰するのがオススメ

現時点で焦りを感じてる人は、少しでも早く社会復帰するのがオススメです。
空白期間が短ければ短いほど、年齢が若ければ若いほど社会復帰しやすいので、早めに行動するのがオススメ。

親の介護や病気など、いつ何があるか分かりません。
働く能力があると生活保護を受給できないので、自分で稼ぐ力を身につけておきましょう。

今はSNSなどでも自力で稼げる時代になったので、自分に合った稼ぎ方を見つけていきましょう。

ニートより働くことで得られるメリット4選

先述したように、「ニートより働いている方が楽」との口コミがあったので、働くことのメリットも紹介します。
実際にニートから仕事復帰した方のリアルな口コミから紹介していきますね。

働いている方が楽しい

ニートより働いている方が楽しいとの口コミが多数ありました。
働くのは大変なこともありますが、人との関りや、仕事をこなすタスク、やりがいなどが出てくるので楽しさもあります。
中には有給なのに会社に行こうと思ったとの口コミも。

生活にメリハリができる

ずっと家に引きこもっていると、生活にメリハリがなくて体を動かさないので、うつ病の引き金になったり気持ちが沈みがち。
仕事をするとメリハリができますし、休みがくると嬉しくなります。
ある程度外に出て体を動かした方が、精神的にも身体的にも楽になるとの口コミがありました。

気持ちが楽になる

働くと気持ちが楽になるとの口コミが多数ありました。
働くことで将来の不安、社会の目、親の目などを気にしなくて済むようになるので、かなり気持ちが楽になります。
金銭的な不安があるとかなりストレスがたまるので、その不安が減るのは大きいメリットですね!

誰かの役に立つのが嬉しい

人間は役目があったり誰かの役に立つことで、嬉しくなったり自己肯定感が上がるものです。
ニートでオンラインゲームにはまる人がいらっしゃいますが、自分の役目や居場所があり、誰かに感謝されるのが嬉しいからと言われています。
仕事をすると役に立って感謝される機会ができるので、ニートしているより働いている方が生きた心地がするとの口コミがありました。

筆者

働くのは恐怖心や不安があると思いますが、働くメリットって実はたくさんありますね!

ニートから社会復帰するのにオススメの方法

社会復帰するには正社員で採用されるのが1番安定すると思いますが、正社員は選考が厳しく倍率も高くて採用されにくいため、まずはバイトや派遣で探すのも手でしょう。
何か仕事をすると空白期間が埋まるメリットもあります。
また、ビジネススキルが身について、転職時にアピールできることも。

社会復帰するのにオススメの方法を3選ご紹介します。

職業訓練に通う

職業訓練は条件を満たしていたら月10万円をもらいながら学ぶことができます。
また、履歴書に書けるので空白期間が埋まります。

職業訓練のコースは、パソコンスキル、IT、CADなど様々あるので自分が身に着けたいビジネススキルを学べます。

訓練終了後はハローワークが転職活動をサポートしてくれます。

自分で稼ぐ

今はYouTubeやSNSなどで個人で稼ぐ人が増えています。
やり方を学べば企業に勤めなくても、生活できるだけのお金を稼ぐこともできます。

また、ココナラやクラウドワークスのようなクラウドソーシングサービスを使えば、企業に勤めなくてもPCやスマホがあれば仕事ができます。

クラウドソーシングとは?

企業や個人がインターネット上で仕事を依頼するサービスのこと。

「イラストを描いてほしい」「プログラミングしてほしい」「感想を書いてほしい」など様々な仕事があるので、やりたい仕事が見つかったら応募してみましょう。
家にいながら仕事ができるのでオススメです。

バイトや派遣で探す

正社員で仕事を探すのもいいですが、正社員はハードルが高いから躊躇される方は、バイトや派遣で探すのもいいでしょう。

筆者

実際に私はニート期間の後、派遣で仕事復帰しました。
派遣は担当者が間に入ってくれたり、仕事の範囲が決まっているのでとても働きやすかったです。
困ったことがあれば担当者に相談していましたよ!

派遣で働いた時の詳細は下記の記事で紹介しています。

正社員だと求人が少なかったり経験者を優遇採用するものばかりでしたが、派遣は求人の幅が広くて未経験OKのものがあったので、自分のやりたい仕事が見つかりました。

筆者

私は飲食業・不動産営業の職歴しかありませんでしたが、事務をしたいと思っていました。
派遣は未経験OKの事務の求人が多数あったので、希望の事務職で仕事復帰できました!

ニートは親が死んだらどうなる?まとめ

この記事では、ニートは親が死んだらどうなるのか、生活保護はもらえるのかどうかについて徹底解説しました。

結論から言うと、働く能力がある人は生活保護が受給できません。
生活保護をもらえると当てにしていても、もらえない可能性があるので、今から自分で稼ぐ力をつけておくのがオススメです。

ちなみに私はニート期間の後、派遣で再就職しました。
私はニートを経験したら正社員の復帰は難しいかなと思って派遣で復帰しましたが、正社員を目指している人はまずは正社員の求人を探すのはもちろんアリです!
スキルや経歴によってすぐに正社員で見つかることもありますよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

転職経験は2回。
正社員で働いていた2社目の会社を半年で退職した後、派遣で働く。
そして、派遣先の一部上場企業で直接雇用で採用してもうことに。
1児のママで現在育休中。

コメント

コメントする

目次