HSPの人に正社員は向いてない?正社員で仕事が長続きしない時の対策8選

当ページのリンクには広告が含まれています。

HSPなんだけど…
・仕事が続かない
・正社員はキツイ
・どうしたら長く続けられるの?

筆者

それらのお悩み、この記事で解説していきますね!
よかったら参考にされてくださいね。

私はHSPと病院で診断されたわけではありませんが、セルフチェックでは多くの項目が当てはまり、HSP気質があると思っています。
そのためか、学生時代のアルバイトの時から仕事が続かず、転職を繰り返していました。
社会人になって正社員で2社働くも続かず、その後にニートを経験しました。

そんな私が「なぜ仕事が続くようになったのか」この記事で紹介していきます。
というのも、働き方を変えるだけで仕事が続くようになり、今では同じところで5年以上勤めているからです。
よかったら参考にされてみてくださいね!

目次

HSPの人が正社員に向いてない理由

HSP気質のある私は正社員で働きましたが、HSP気質のある人に正社員は向かないなと思いました(あくまでも個人の体験談です。HSPさんによって性格や度合いはそれぞれなので、向いている方もたくさんいらっしゃいます)。

なぜ向いていないと思ったのか、理由を紹介していきます。

労働時間が長い

正社員は残業が多くて労働時間が長いため、プライベートの時間が十分にとれません。
しかし、HSPさんは一人になって充電する時間が必要なので、プライベートの時間がとれないのはかなりストレスになります。

私は正社員の時は月80時間残業とかだったので、家で自由にできるのは30分ぐらい。
休みの日は疲れて寝ているだけだったので、全然リフレッシュできませんでした。

筆者

HSPさんは人の顔色や職場の雰囲気からいろいろと察知してしまうので、他の人よりも疲れやすいです。
1人の時間が十分に欲しいのに、時間がとれないのはストレスたまりました。

臨機応変な対応が多い

正社員はマニュアルが無い仕事も多く、臨機応変な対応を求められます。
時にはエラーの対応などもしなければいけません。

そんな時にHSPさんだと「本当にこのやり方でいいのかな」「私がこのやり方をして誰かに迷惑かけないかな」と気にしがち。
マニュアルがある仕事なら正解があるので自信を持って働けますが、正解が無いことに対してはいろいろ考えすぎてドッと疲れてしまいます。

筆者

派遣やアルバイトの方が、マニュアルにのっとった仕事がほとんどなので働きやすかったです。

個人評価がある

正社員で働くと業務評価や個人評価があります。
業務はしっかりこなしているか、責任を持って働けているか、周りと協力できているかなどを評価されます。

HSPさんは人一倍、人の顔色を伺ってしまったり、周りからの評価を気にしてしまいます。
上司から思うように評価されなかったり、頑張りが認められていないと人一倍ショックを受けてしまいます。

HSPさんにとっては評価されない働き方の方がのびのび働けます。

仕事の範囲が広い

正社員は派遣やアルバイトと違って、仕事の範囲が決まっていません。
仕事の範囲が決まっていないので、チームで協力する仕事もあれば、個人で進めていく仕事もあって様々です。

そのため、何かエラーがあるとなすりつけられたり、雑用を押し付けられたり、何かとトラブルが起こりやすいです。
「これは○○さんがやっといてくれると思ったのに」と言われたり、「これは私の仕事だから!」と言われたり、とにかく仕事の範囲が決まっていない分、臨機応変に対応しないといけないので考えすぎてしまいます。

「これは私がやった方がいいかな」「これは置いておいた方がいいかな」と気にしすぎてドッと疲れてしまいます。
長く続けて確立されてきたらいいですが、慣れるまでは大変で、その前に辞めたくなって仕事が続かないことがあります。

責任が重い

正社員の仕事は責任が重くなりがちです。
特に、続ければ続けるほど責任が重くなっていきます。

HSPさんは自己否定が強いので、人一倍プレッシャーを感じて辛くなってしまいます。
ちょっとでも上手くいかないことがあると、ずっと頭の中で考えてしまい、家に帰っても一人反省会をして気が休まらないことも。
責任が重い仕事になればなるほど頭から離れなくなって、押しつぶされそうになってしまいます。

出世する

正社員は仕事を続ければ続けるほど出世することがあります。
HSPさんは責任感が強くて真面目なので、出世する人もたくさんいらっしゃいます。

しかし、HSPさんにはあまりリーダーは向いていません。
というのも、「部下にこれを言ったら嫌われるかな」「こうしたら周りからどう思われるんだろう」と周りの目を気にしてしまって、思うように動けなくなるからです。
チームメンバーのことを気にしすぎてドッと疲れてしまいます。

また、もし自分ではなく後輩が出世した場合でも、「自分は評価されていない」「普段から仕事ができてないのかな」と気にしてしまうので、出世するにしてもしないにしても、どちらにしても気になってしまいます。

正社員以外の選択肢とは?

正社員で仕事をしているけど、「どこに行っても辛くなって辞めてしまう」という方は、正社員以外の働き方がオススメ。

筆者

正社員は安定していて安心感があるのでいいですが、続かないのなら非正規雇用で長く続けられる方がいいと思います!

正社員以外の働き方は下記の通りです。

契約社員

契約社員は直接雇用で月給になります。
ボーナスは出るところが多くても正社員より少なかったり、給与水準が正社員より少ない場合があります。

また、無期雇用の場合もあれば有期雇用もあり、有期雇用の場合は特に雇用が安定しません。

仕事は正社員より責任が小さい場合もありますが、会社によっては正社員と同じような仕事で給料が少なくて割に合わないという場合も。

個人的には契約社員で働くなら、正社員で働く方がメリットが大きいかなと思います!

パート・アルバイト

パート・アルバイトは直接雇用で時給になります。
働く日や時間を選べるので、育児や介護と両立したい方や、ダブルワークしたい方にオススメ。

ボーナスは出ませんが、仕事内容は正社員に比べると責任が小さい仕事が多いです。

採用されやすいですが雇用は安定しません。

派遣

派遣は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で働きます。

派遣は雇用期間があり、雇用期間がくるたびに契約更新があります。
契約更新されるかどうかは毎回ドキドキしますし、更新されないとショックを受ける場合があるので、契約更新を極端に気にされる方はオススメできません。

派遣は同一事業所で3年までしか働けないルールがあり、3年以降は①直接雇用に変えるか、②派遣会社の無期雇用派遣になるか、③派遣先を変更するかのどれかになります。

派遣はメリットもあって、フルタイムの求人もあれば、時短で週3日~などの求人もあったり、在宅ワークが充実していたり、様々な求人が豊富にあります。
未経験OKの求人も多いので、自分に合った仕事で働きやすいです。

また、派遣会社の担当者がついてくれるのでいろいろなサポートが受けられます。

フリーランス

フリーランスは特定の企業に属さない働き方です。
必要な時だけ自由に企業や個人と雇用契約を結んで働きます。

また、YouTubeやSNS、せどり、アフィリエイトなどでも稼いでいる人はたくさんいて、稼ぎ方は多様化しています。

フリーランスは自分の特技を活かせて自分のペースで働けるので、HSPさんに向いています。
ただし、収入が安定しないのが難点です。

組み合わせるのもOK

フリーランスはHSPさんに向いていますが、雇用が安定しないから挑戦できないという方は、組み合わせて働くのもオススメです。

パート・アルバイト×フリーランス(副業)や、派遣×フリーランス(副業)の働き方は、適度に安定した収入もありながら、副業の時間もとりやすいでしょう。
正社員だと労働時間が長すぎて副業に時間をとりにくいです。

正社員は安定していると言われていますが、今どき何があるか分かりません。
副業して収入の柱を2本にしておく方が安心と言えるかもしれません。

筆者

副業禁止の会社があるので、就労規則を確認して副業OKか確認しておきましょう!

正社員で働くメリット・デメリット

「働くなら正社員で働くのがいい」と、世間ではよく言われていますよね。
もちろん正社員にはメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。
メリット・デメリットを知って、ご自身に合った働き方を選びましょう!

正社員で働くメリット

雇用が安定している

正社員の1番のメリットとも言えるのが、雇用が安定していること。
契約期限の定めが無いですし、万が一業績が落ちてもクビを切られるのは非正規雇用からになります。
今の時代、大手企業の正社員であってもどうなるかは分かりませんが、他の働き方よりは圧倒的に安心感があります。

給料が高い

正社員はボーナスの出る額が大きいので、他の働き方よりも年収が高いです。
また、昇給額が大きいので、若手のうちは給料が少なかったとしても、働く年数が長くなればなるほど収入アップが見込めます。
会社によってはサービス残業があって割に合わない場合もありますが、年収自体の水準は高めです。

筆者

ただし、会社によっては基本給が少なくてボーナスが出ない場合もあります。

スキルアップできる

正社員は仕事の範囲が限られておらず、責任の重い仕事を任されるので、スキルアップしたい方にオススメです。
他の働き方では正社員に比べると責任が軽かったり、仕事の範囲が決まっているので、どんどんスキルアップしていく感じではありません。

責任が重い分、やりがいを求める人も正社員が向いています。

出世しやすい

非正規雇用だと雇用が安定していないのもあって、どうしても出世コースから外れてしまいます。
将来は出世して人をまとめる仕事をしたい場合は正社員がオススメです。

スキルを磨いてどんどん出世していきたい方は、正社員で働くのがオススメです。

正社員で働くデメリット

労働時間が長い

正社員で働くデメリットは労働時間が長いことです。
仕事量が多くて残業が多くなりがちですし、休日出勤が発生する場合もあります。

プライベートと両立させるのが難しいので、子育てや介護がある人、プライベートが忙しい人は、近くに助けてもらえる人がいないとかなり大変です。

責任が重い

正社員は責任が重いです。
何かトラブルが起きた場合、大体は正社員が対応することになります。

また、ノルマや目標を課せられるので、プレッシャーに感じて辛くなってしまう方がたくさんいらっしゃいます。

転勤・異動がある

正社員は転勤・異動があります。
県外や海外への転勤・異動がありますし、基本的には辞令は断れません。

家庭がある場合は単身赴任になりますし、独身の場合でもいきなり違った環境になるのは緊張や不安を感じます。
県外への異動が嫌な方は、会社によっては地域限定の働き方ができます(ただし、全国転勤OKの働き方に比べると給料が低いです)。
地域限定できない場合は他県への異動も覚悟しておきましょう。

筆者

どうしても転勤・異動が嫌な場合は、支店が無かったりして異動が無いところを選ぶのも1つの手ですね!

プライベートも重視したい方は、派遣やパートなどの働き方も視野に入れてみましょう。

HSPの人が仕事を長く続けるコツは?

「正社員の仕事は長く続かないけど、それでも正社員で働き続けたい!」という方に向けて、HSPさんが正社員で仕事を長く続けるコツを紹介していきます。

私自身もHSP気質があって仕事が続かなかったのですが、下記のことを実践したら仕事を続けられるようになりました。

※下記の内容は人によって合う・合わないがあると思うので、無理されないでくださいね!

  • 人間関係に一線を引く
  • 断ってもいい
  • 仕事だと割り切る
  • 2回は確認する
  • 仕事以外に大事なことを見つける
  • 自分を受け入れる
  • ミスした時に自分を責めすぎない
  • 向いてる仕事に転職する

1つずつ見ていきましょう。

人間関係に一線を引く

HSPは心の境界線が薄いので、人間関係に一線を引くのがオススメです。
例えばランチを1人で食べたり、飲み会は欠席するなどして、人と深く関わりすぎないようにするのがオススメです。
深く関われば関わるほど相手の気持ちを察してしまうので、深入りしない方がいいでしょう。

ただし、無理して誘いを断る必要はありません。
無理して断って自己否定するのも辛いので、できる範囲で試してみましょう。

断ってもいい

HSPさんは相手の顔色が気になるので、断ることが苦手です。

ですが、仕事がキャパオーバーしてる時は断っても問題ありません。
相手の反応が気になって仕方ない時は「無理です」と一言で断るのではなく、「申し訳ないのですが、○○の仕事が終わらなくて、どうしてもこれ以上仕事を増やせなくて…」と謝罪と理由を伝えるのがオススメです。
仕事がキャパオーバーしてるのを知ってもらうだけで、もしかしたら助けてもらえる可能性も。

無理して断る必要は無いので、できる範囲でやっていきましょう。

仕事だと割り切る

HSPは周りの人の目を気にしてしまうので、自分が良く思われてなかったり輪に入れていないと不安を感じます。
人から嫌われたくないので、輪に入れるように相手に合わせて無理をしてしまいます。

確かに仕事は仲良しの方がスムーズに進むこともありますが、人間関係に疲れて仕事が続かない場合は、仕事だと割り切って仲良くするのは諦めるのでもいいでしょう。
輪に入れなくても真面目に愛想よく仕事をしていたら、変に嫌われることはほとんどありません。

「仕事をする場であって、仲良くお喋りする場ではない」と割り切って仕事に集中することで、人間関係で疲れにくくなります。

2回は確認する

HSPは職場の雰囲気や人間関係など、仕事以外にも意識がいってしまうので、集中できない時があります。
そんな時はミスが増えてしまうので、2回は確認するようにしましょう。

2回の確認なら時間がそんなにかからないですし、ミスに気づけるのでオススメです。
確認時は「この時だけ全集中する!」と決めて、集中して確認するようにしましょう。

仕事以外に大事なことを見つける

仕事以外に大事なことが無ければ、生活の100%は仕事になってしまいます。
そうなると、仕事が辛くなった時に生活自体が辛くなってしまいます。

残業が多すぎて仕事以外に何もできないという方は、思い切って転職するのもアリでしょう。
プライベートの方にも力を入れてみましょう。

自分を受け入れる

HSPは自己否定しがちなので、自分を受け入れるようにしましょう。

ただし、「自己否定している自分はダメ」「こんなマイナスな考えはしてはいけない」と思うと、自分の考えを否定していることになってしまいます。
「自分は自分のことをダメと思ってるんだね」「マイナスなことを考えているんだね、そう思ってもいいんだよ」と、マイナスな感情も否定しないようにしましょう。

ミスした時に自分を責めすぎない

HSPの人は自己否定しがちなので、ミスをした時に必要以上に自分を責めてしまいます。
ミスをして自分を責める時にやりがちなのは、自分の人格を否定すること。

「私は何をやっても上手くいかない」「私はやっぱり仕事できない」と自分の人格を責めてしまいますが、そうではなくて「仕事のやり方でミスを防ぐにはどうすべきか」を考えるようにしましょう。
例えば仕事の手順を変えてみたり、チェックリストを作ってみたりなど、ミスを防ぐためのやり方を考えます。

自分は仕事ができないと考えると、対策は「ミスしないように気をつける」ことしかできないので、また同じミスを繰り返してしまいます。
仕事のやり方を変えることでミスが減りますし、自分自身を必要以上に否定しなくて済むようになります。

向いてる仕事に転職する

HSPには向いていない仕事があります。

向いていない仕事で頑張り続けても、すぐに辞めたくなったり精神的に参ってしまうことも。
どうしても辛いなら思い切って転職するのもいいでしょう。
次に仕事を探すときは、どんな仕事が向いているか考えて転職するのがオススメです。

筆者

個人的には、正社員ではなく派遣で働く方が、働きやすくて長く続けられています!

私は正社員で働いていた時は、マニュアルが無くてどうしたらいいか分からなかったり、責任が重かったり、ノルマがあるのが辛くて仕事を続けられませんでした。
飲食業の正社員をしていた時はパートさんをまとめる立場だったのですが、パートさんの顔色を伺いすぎて指示するのが怖かったので、人の上に立つ仕事はとことん向いていないと感じました。

筆者

派遣は仕事の範囲ややり方がきちんと決まっていたり、人から指示を受ける立場なので、私は働きやすいと感じました。

正社員にこだわるよりも、非正規雇用でも自分に合った働き方をする方が長続きしやすいです。

正社員から派遣に変えた体験談

正社員で働いていたにも関わらず、派遣に転職した体験談を紹介します。

私の職歴
  • 飲食業の正社員(3年で辞める)
  • 不動産営業(3か月で辞める)
  • ニート(6か月間)
  • 派遣でA社に派遣される
  • A社で直接雇用になる←今ココ

不動産営業の後は正社員の事務職を希望していましたが、未経験なのとニートなので、書類選考すら通りませんでした。
そのため、派遣で事務職の求人を探しました。

筆者

派遣で探したらすぐに見つかりました!
探し始めて1カ月後には働いていました。

正社員から派遣に変えて良かったこと・悪かったことを紹介していきます。

良かったこと

派遣会社の担当者がついてくれる

派遣で働く場合、派遣会社の担当者が1人ついてくれます。
仕事探し~就業後までずっとサポートしてくれます。

仕事探しは派遣会社のサイトから好きな求人を自分で探すことができますし、担当者が希望に合った求人を提案してくれます。

派遣先企業に見学に行くときも担当者が同行してくれます。
職場を一通り見せてもらえますし、派遣先企業の上司との面談も同行してもらえるので安心です。

また、入社当日も担当者が同行してくれます。
同僚への挨拶なども一緒に来てくれるので心強いです。

就業後は困ったことがあれば相談できますし、担当者と月1回程度の面談があるので、その時に相談できます。

筆者

困ったことがあれば担当者に相談できたので働きやすかったです。
派遣先企業と自分の間に立ってくれるので、HSPでも意見が言いやすかったです。

派遣先企業の働きやすさを教えてもらえた

求人を探している時に、派遣会社の担当者に「長く続けたいんですが、この企業は他の派遣の方は長く続いていますか?」と単刀直入に聞いていました。
すると、「ここはみなさん働きやすいとおっしゃっています」「ここは女性が多い職場です」など、派遣先企業の情報を教えてくれました。
ただ、これは派遣会社や担当者によって教えてくれるかどうかは異なると思います。

筆者

何社か迷っていましたが、担当者から「働きやすい」と言われたところに決めて働いたところ、本当に働きやすかったです。
すぐに仕事を辞めてしまう私でも5年以上続けています。

プライベートの時間が確保できた

正社員の時は残業時間が月80時間あり、家に帰っても自由な時間は30分ほどしかありませんでした。
派遣にしてからはほとんど定時で帰れるので、プライベートが充実してストレスがたまりにくくなりました!

サービス残業が無くなった

正社員の時に月80時間残業していた時は、三六協定のため40時間弱しか残業をつけられませんでした。
残りの40時間強はサービス残業なので、割に合いません。
タイムカードを押して持ち場に戻るというのが当たり前になっていました(今では働き方改革でサービス残業は減ったのかもしれませんが)。

派遣はサービス残業をすることが一切無いので安心です。

未経験の仕事でも採用された

正社員の求人は経験者優遇なので、未経験だとなかなか採用されないです。
新しい仕事にチャレンジしたくても、雇ってもらえないことも…。

派遣なら未経験OKの求人が充実しているので、新しい仕事に挑戦したい人にオススメです。
正社員で働きたい場合は正社員で初めから採用されるのがいいですが、どうしても採用されない場合は、派遣で職歴を積んでから正社員に転職するのもアリでしょう。

希望の仕事が見つかった

派遣は求人数が多くて職種の幅が広いので、希望の仕事が見つかりやすいです。
正社員だと見つからなかった仕事が派遣では見つかることもあります。
何かやりたい仕事があるのに正社員で見つからない方は、思い切って派遣で探してみるのもいいでしょう。

働き方が合っていた

派遣は仕事の範囲が決まっていたり、マニュアルがしっかりあるお仕事の場合が多いので、HSP気質の自分に合っていると感じました。

仕事の範囲が決まっていることで、与えられた仕事をきっちりこなしたら大丈夫なので、正社員の時よりも他の人とトラブルになることが少なかったです。
仕事の範囲が決まっていないと、押し付けられたりしてストレスがたまりました…。

また、マニュアルが無くて臨機応変な業務だと、「これで合っているのかな」「誰かに迷惑かけるかな」と気にしてしまうので、マニュアル通りに進められる仕事が私にとってはやりやすかったです。

悪かったこと

ボーナスが出ない

派遣はボーナスが出ません。
正社員はボーナスが出るのでありがたかったです。
みんながボーナス出たと話しているのに、自分には無いのは少し空しくなりました。

筆者

と言っても、私自身は「年収」や「正社員」にこだわってなかったので、派遣になったことで大きなデメリットは感じませんでしたが!

雇用期限がある

派遣は雇用期限があり、期限が近付くにつれて更新するかどうかを面談します。
更新するためには、派遣先企業と労働者の双方の同意が必要になります。
そのため、自分は契約更新したいと思っていても、派遣先企業が更新しないと言えば、更新されずにショックを受けることになります。

無事に更新されるかどうかは毎回ドキドキしていました。
正社員だとこのドキドキが無く、安心して働けます。

昇給しにくい

正社員だと評価によって毎年昇給しますが、派遣だと昇給はありません。
給料を上げたい場合は、派遣会社の担当者に時給アップ交渉をすることになります。
そして、担当者から派遣先企業に時給アップ交渉されます。

派遣社員から派遣先企業に直接交渉することはダメです。
なので、時給アップしてもらうにはちょっと手間がかかるように感じます。

派遣から直接雇用になった体験談

私は派遣先企業でそのまま直接雇用になりました。
結論から言うと、派遣で働いてから直接雇用になったのは「とても良かったです」。
良かった理由は下記の通りです。

会社を知ってから直接雇用になれたから

初めから正社員で入社すると、会社の雰囲気や人間関係は働いてからじゃないと分かりません。
入社してから「合わなかった」と思うこともあります。
結局、合わなくて短期間で退職を繰り返してしまうことも…。

しかし、派遣から直接雇用になると、すでに働いているので会社の雰囲気が分かります。
また、「この会社でずっと続けたいな」と思える会社と巡り合えた時に直接雇用を目指すことで、正社員や契約社員になっても長く続けられます。

仕事に慣れてから直接雇用になれたから

初めから正社員で入社すると、入社していきなり責任の重い仕事を任されます。
しかし、派遣から働き始めたら、最初は責任の小さい簡単なお仕事からスタートできるので、その職場で業務知識やスキルを身につけられます。
その後に直接雇用になって正社員や契約社員になっても、引き続き今の仕事を続けるか、責任の重い仕事になってもすでに業務知識やスキルが身についているので、仕事に慣れやすいです。

筆者

いきなり難しい仕事を与えられても、周りの人の顔色を伺って質問しにくいですし、気苦労が絶えないですよね。
HSP気質の私にとったら、派遣からスタートした方が働きやすくて良かったです。

人間関係ができているから

派遣から直接雇用になるには、派遣先企業と派遣社員の双方の合意が必要になります。
派遣社員側が直接雇用になりたくない場合は断れます。
なので、直接雇用になる時は「この会社でもっと働きたい」と思える場合がほとんど。
もっと働きたいと思える会社はだいたい人間関係も良好なので、人間関係がちゃんと築けている状態で正社員や契約社員になれます。

いきなり正社員で働いて転職を繰り返すぐらいなら、派遣で働いて居心地の良い会社を見つけ、そこの直接雇用を目指すと長続きしやすいと思います!
※ただし、直接雇用になるには派遣先企業の合意も必要なので、必ずしも直接雇用になれるわけじゃないのが要注意です。

非正規雇用の人にオススメの働き方

派遣やパートなどの非正規雇用で働く場合は、副業して収入の柱を増やしておくのがオススメです。

仕事以外に収入があることで、雇用が安定しなくても安心感があります。
また、契約更新されなかった時にHSPさんは「自分のどこが悪かったのかな」と自己否定しがちですが、副業で収入があると「私は自分でお金を稼ぐ力がある」と自信につながるので、ショックが小さくなります。

非正規雇用は労働時間が短かったり、定時で帰れて時間を作りやすいので、副業しやすいです。

筆者

雇用が安定しなくても大丈夫な方は副業しなくてもいいでしょう!

HSPの人に正社員は向いていない?まとめ

この記事では、HSPの人は正社員に向いていない理由を紹介しました。
正社員で転職を繰り返してしまう人は、非正規雇用でも自分に合った働き方を見つけて、長く続ける方がいいでしょう。
非正規雇用は雇用が安定しなくて不安な場合は、副業と組み合わせることで安心感が出るのでオススメです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

転職経験は2回。
正社員で働いていた2社目の会社を半年で退職した後、派遣で働く。
そして、派遣先の一部上場企業で直接雇用で採用してもうことに。
1児のママで現在育休中。

コメント

コメントする

目次